軽薄な朝もやに手を::
白濁した夜明::
キンと冷えた肌::
通らない感覚::
きっと戻らないあの光は::
漆黒の雲は::
砕けた指先::
春を飲み込む前に::
去る炎::
オリオンの背中に::
クリスタルの靴がとけて::
氷のベルを鳴らしてみせてよ::